吾妻ひでおさん お疲れ様でした「失踪日記」が私の道しるべに
昨日報道がありました 10月13日にお亡くなりになられた吾妻ひでお先生にお悔やみ申し上げます。
美少女(ロリコン)やSF漫画を得意とし日本のポップカルチャー(オタク文化)の 先駆けとなり活躍されたおひとりです。まだまだ次作を期待していたのですが残念でなりません
私は後期の話題作となった「失踪日記」に熱いものを感じ、自身も漫画を描き始めたのですから…
全部実話です(笑)
漫画家としての苦悩から2度にわたる失踪(ホームレス)のち何故か配管工の仕事に就き肉体労働者となります。そして再び漫画を描き始めちゃうわけですが。後半は重度アルコール依存症治療の壮絶な記録。ゴミは漁っても荒らさないだとか、ホームレス生活の中にも律儀さと器用さを発揮されている様子に笑ってしまうのです。人生どんな状況に陥っても「今日1日を生きること」をこなして行けばなんとかなる、そう思わせてくれる本です。
そして私が共感してしまうのはアルコール依存症について。夫がそうですから(苦笑)
この本に描かれたアル中レベルに比べると夫のそれはまだ可愛いと言えるレベルなのかもしれませんが…アル中の本質は皆同じですから。行きつくところは皆同じだと思うのです。家族は笑い事ではなくなってくるのです。ユーモアたっぷりに描かれていますがこれ、本当に壮絶な体験記だと思います。
この漫画を読んでから…
私もアル中の夫を題材に漫画を描き始めてしまったのです。アルコール依存症というカテゴリーで漫画描いてる人、あまりいないんです。本当にアル中の人はアル中であることを必死で隠そうとしますから。深い沼に沈んでしまう前にまわりの人が危機察知する事が大事なのです。
漫画はインスタで投稿しています
https://instagram.com/hibinomonogatari
アルコール依存症の本質がすこーしずつすこーしずつ見えてくるような日常的な物語を描いています。
吾妻ひでお先生をお手本に心掛けている事があって、それは「悲壮感漂わせない」こと。苦悩は容赦なくいつでも誰にでも降りかかってきますから。とりあえず今日1日をポジティブに生きられますように。
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